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第9章 断片 (5) 懺 悔
指先で虚空に 「恋」 と書く 「愛} とも書いてみる また 「空} という文字を書いて 無駄だ、というつぶやきがもれる 仰臥人如唖 そんな漢詩の一節も ふと頭に浮かぶ 「愛」 という文字を 再び書いて 漠として虚ろに 天井に目を向ける 寝返って 枕元のメモ帳に STOICISM、と なぎり書きする (太古より無数にわたって 様々に説かれ語られてきた 愛の諸々相) あくがれている 貪欲に 絢爛として淫靡に