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第12章 光と影 (7)

詩と言葉

人の気持に就いては判らないではない.判りすぎるほどに良く判る。が 、それは間違っている 。何故なら.詩は互いに共有する言葉としての.最低限の論理性を具備していなければならないからであって 、コミュニケーションのないところに.言語は成立し得ないからである。詩人たちは.自らの力によって 、言葉の自立性を取り戻さなければならない.今は.そんな時に立たされている 、と私は考える。
 
(人が人を殺しあう
、のべつ幕なし.日常茶飯の凄絶な共食い世界の.あってはならないともまた.考えてもいるものだから.)