戻る 次 へ 芽吹きどきの月 初雪の月 氷の月 雪の月 緑銀の月 霞に隈どられ 氷霧に浮かぶ 赤ぶどうは雪の下の 血のでる思い 赤ぶどうは世界のまんなかの 血のでる思い 花々は凍った茎のまま 待ち 花々は自然の種で 待つ 樹間の月 凍てた枝々の網に 懸かり 霜氷 返照を発し 朝(あした)に向って 月 氷の光を登り 月面歩行は月のかたちの 種子のなかに眠る 戻る 次 へ
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芽吹きどきの月
初雪の月 氷の月 雪の月 緑銀の月 霞に隈どられ 氷霧に浮かぶ 赤ぶどうは雪の下の 血のでる思い 赤ぶどうは世界のまんなかの 血のでる思い 花々は凍った茎のまま 待ち 花々は自然の種で 待つ 樹間の月 凍てた枝々の網に 懸かり 霜氷 返照を発し 朝(あした)に向って 月 氷の光を登り 月面歩行は月のかたちの 種子のなかに眠る 戻る 次 へ
初雪の月 氷の月 雪の月 緑銀の月 霞に隈どられ 氷霧に浮かぶ 赤ぶどうは雪の下の 血のでる思い 赤ぶどうは世界のまんなかの 血のでる思い 花々は凍った茎のまま 待ち 花々は自然の種で 待つ 樹間の月 凍てた枝々の網に 懸かり 霜氷 返照を発し 朝(あした)に向って 月 氷の光を登り 月面歩行は月のかたちの 種子のなかに眠る