霧の行進   輝く葉   空 間   君が香料の園   同じ道を歩く   あまりに も遠くに旅して   わが風景画のいしぶみ      BACK TO TOP

 

 

 



 

 

君が香料の園


斧が舞い
白壇の木を打ち、切り裂

刃は高貴な香りをまとい

君が香料の園から

ふくよかな芳香が漂う


石畳の庭の小径に
かすかに匂うハーブにも似て

緑したたる葉群を踏みしだく君に

傷ついた香気はまとわり

君が香料の園から

ふくよかな芳香は漂う