一九四一年の今日のこの日


  鮮黄色が
 
緑色に移行している
 
何年も前の今日のこの日
 
わが母であるあなたと
 
彼は
 
自然という慈愛とからまり
 
交差しまた増大し
 
この国でとことわの
 
恋を見つけた
 
 
   今日、
 
   キリストの愛は拘束されず
 
   共に分かちあわされなければならないと聞き。
 
   ガンジーの大地の司教たちは
 
   泣いている
 
 
      私が生まれた地のすぐ近くの
 
      冷たい鋼鉄の無慈悲な町では
 
      焼却炉は燃え
 
      優しいリスの王たるラマと
 
      不毛な預言者の名のもとに
 
      子供たちは死んでいっている。
 
 
        しかし祝福された父よ
 
        私たちの家の日除けは
 
        やわらかく鮮やかな色彩を発していたことを
 
        私は覚えている、
 
        私たちの血の中の
 
        アルヤバルタスの森のオレンジの炎を持った
 
        アブラハムの黒い石
 
        ナザレの羊飼いの十字架
 
        聖なるヨルダンの側の
 
        愛と光のなかに
 
        私たちは生きる、
 
        見えない夜の私の一刻一刻。

 

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