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第７章　プライバシー　（１５）

不思議な会話

わが愛猫ミーワーズ
おれが思索にひたっている真夜中のこんなとき
おれの足元にやってきてその足先の片腕で合図をする
目をやると真剣な表情で、動きと言語 （げんにょ） は紙一重
 
「たいへんたいへんおしらせおしらせ」
えっ、なあに？
「 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 」　（無言）
ふうん、なあるほどねえ、
それにしても
お前がそんなふうにして
真剣に緊急におれに言ってくることときたら  
なあんとも
たあいのないことばっかしだよ
「・・・・・・・」  (無言）