ジョージア・オキーッフェの油画を
観るための14の方法


棘リンゴ、悪魔のトランペット、ジャムスタウンの雑草。ダツラのチョウセンアサガオとナイチンゲール種の関連する種に適用されす一般的な名前。


シロバナヨウシュチョンセンアサガオ:牧草地、道ばた、荒地、裏庭などに見られる背の高い一年草のハーブ。大きく、粗末なノコギリ歯状であり、鈍くとがった葉ミシシッピーでは「ジンプソンウィード」


ペチュニヤに似た異彩を放つ白または紫がかったトランペット型の花。

4.
不思議に催眠作用があり、毒性があり厳格を発する。トロペイン・アルカロイド。

5.
トロペイン・アルカロイドを摂取した人々に共通な感覚は空中を漂っているとするそれである。

6.
ジンプソンウィードの名前はそれが新世界で初めて観測された地であるヴァージニアのジェイムズタウンから来ている。それはそこでのベイコンの反乱として知られる蜂起をを鎮圧するため大量毒殺の目的で1672年に英国兵が持ち込んだことに由来している。「ジェイムスタウンの雑草の黒い実を使い尽くしたのち、我々は七日間他の世界に移っていた」―これは、早期ヴァージニアの歴史家であるロバート・ビヴァリの記述によるものである。

7.
大きな菫色ないし白色の花々はまっすぐに立ち朝の輝きに似ている。午後おそくや夕刻に謎の人物やさえずる小鳥たちが訪れてくる。

8.
ヴァージニヤ州立大学のクリンチ・ヴァリー校の文学雑誌であるジムソンウィード誌。「ジムソンウィードを取り扱う詩と芸術は特に歓迎」

9.
「昨夜、私の庭に咲いたダツラの花 ―大きなけばけばしい花盛り、月光のような白」

アンドリユー・ウエイル
太陽と月の結婚

10.
ナス科のダツラは 

チョウセンアサガオ
ベラドンナ剤
ヒヨスの毒の縁戚

それは世界中で毒殺者の犯罪者のそして黒い魔術師のドラッグ。

11・
古いズーニー族の伝説は地下に住む少年と少女が光の世界に導く小径を見つけたことを語っている。彼らは頭にダツラの花の花輪をつけ人々を眠らせ幽霊を見させることを許されて現れる。神は警告されるようになりその少年と少女を暗黒の世界へと送った。けれど、二人が消え去った場所には、その髪を飾っていた同じ白い花々は蔦草の上に飛び散りやがて遠くの砂漠と台地じゅうに広がった。

サウスウエストのウイッチクラフトに住むマーク・シモンズ談。

12.
コロンビア州には 刺激的な香りを放つ三十センチほどのまっ赤なラッパ状の花をつけたスリー・ダツラがほとんど常時咲いている。地方の魔法使いたちは変化した意識の状態を誘発させるのに使用する。「こうして我々は宇宙の神秘を解明する。」

13.
私はコロンビアにあるスリー・ダツラの森のなかにいることを夢に見た。

14.
ニュー・メキシコのにぎやかな通りの曲り角では、巨大なダツラが真昼の太陽の白い精神錯乱のなかに咲きさかっていた。空では、ジョージア・オキーッフェという人物 白いジムソンウィードおn油絵が地平線上にうろつき、そして南アメリカの方角へと浮きながら消えて行った。

 

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