英語版詩集 "at Dawn" 完成を機にこのサイト Poetry Plaza
が成立しましたが、その成立にあたって当時の状況をと私の心象を記した詩
「プロジェクト at Dawn" 3・22」
があるのに気付きました。振り返ってみますとあの当時が懐かしく思いおこされます。
このサイトには Phyllis Hoge Thompson, Jeanne Shannon, Aftab Seth
各氏の参加を得てのち、中国語版の翻訳者である魏剛くんの協力を得て、あまり例をみない三カ国語による現代詩のサイトへと発展して今日に至っております。なかでも重要なことはその後、高須賀隆子さんの参画を得たことで、おそらく彼女の写真プログラムのページが一番にアクセス数を得ているのではないかと思われます。概略、上記の経緯を経てのち現在、その綱領は
「芸術の総合化への一つの試み (An Attempt to Integrate the Arts)」 の標語に集約されます。
中国語版を増設した前後から他言語への展開をも目論んでおりまして、なかでもスペイン語版をやってみたいとの思いが強く、たまたまスペイン大使館を通じてお話をさせて頂き
Casa de Asia というスペイン国営のサイトで募集宣伝をして頂いた経緯もあり、また Phyllis Hoge
Thompson
氏もフランス語版増設につき具体的なご尽力を頂いた経緯もありましたが、残念ながらいずれも結実するには至りませんでした。
現在の私の状態からいって何時までこのサイトを継続できるか分りませんが、主要メンバーの高齢化ともなっている状況下、Panta Rhei (2)の詩を以ってメンバーへのメッセージとした次第です。
日本語訳
なべては流れる
人間の歴史のなかの
重要な資産である
ルトアニア詩のサイトが
インターネットから突然に消えた
何が起ったのか
いま何処に眠っているのか知るよしもない
けれども、私は Poetry Plaza のメンバーの
訃報を掲載することはないだろう
ボビーは仰向けになって
手足を伸ばし
私の傍らに寝転んでいる
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